【5月26日 AFP】国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は25日、7月10日に開催予定だったロードレース世界選手権、第12戦フィンランドGPを中止すると発表した。地政学的状況も今回の決定の理由の一つだという。

 開催されればフィンランドでは40年ぶりのレースだったが、同連盟は2023年に延期すると発表した。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、フィンランドとスウェーデンは北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請したが、これにロシアは激怒している。

 ウクライナ侵攻の影響で、ヘルシンキから北東約100キロに位置し、ロシアとの国境からも同距離にある建設中のキュミリング(KymiRing)は最終段階でトラブルに陥った。会場は全長4.5キロで、総コーナー数は21、ホームストレートは欧州最長の1.1キロとなっている。(c)AFP