【5月14日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のハリファ・ビン・ザイド・ナハヤン(Khalifa bin Zayed Al-Nahyan)大統領が13日、死去した。73歳。国営メディアが伝えた。ハリファ氏は数年前から闘病を続け、公の場に姿を現すことが少なくなっていた。

 後任には、ハリファ氏の異母弟で、すでにUAEの事実上の支配者と目されているアブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子(Crown Prince Mohammed bin Zayed)が就くとみられる。

 UAE政府は、13日から40日間にわたり喪に服し、最初の3日間は官民共に業務を停止すると発表した。

 ハリファ氏は2004年11月、父親の後を継ぎ、UAEを構成する7首長国のうち最も裕福なアブダビの16代首長とUAEの第2代大統領に就任した。

 14年に脳卒中で手術を受けた後、ほとんど公の場に姿を現していなかったが、国政は担い続けていた。死因は明らかにされていない。(c)AFP