【4月25日 AFP】ナイジェリア南部で22日夜、違法製油所が爆発し、24日までに110人が死亡した。救急当局が明らかにした。

 警察によると、爆発はリバーズ(Rivers)とイモ(Imo)の南部2州の間にある違法製油所で起きた。

 国家緊急事態管理局(NEMA)関係者がAFPに語ったところによれば、現場には焼け焦げた車両や、盗んだ原油と石油製品を入れるために使われた容器が散乱。近くの茂みと森から、火の手から逃げようとしたとみられる人々の遺体が多数見つかった。搬送先の病院で死亡した人もいたという。

 産油国のナイジェリアでは近年、同様の事故が頻発。石油パイプラインの整備不良に加え、パイプラインを破壊して燃料を盗み闇市場で販売する行為が横行していることから、火災が相次いでいる。(c)AFP/Joel Olatunde AGOI