【4月18日 AFP】米東海岸のチェサピーク湾(Chesapeake Bay)で1か月余り座礁したままになっていた巨大コンテナ船が17日、離礁に成功した。現地メディアが報じた。

 コンテナ船は、台湾の海運会社エバーグリーン(Evergreen)が運航する「エバーフォワード(Ever Forward)」(全長335メートル)。先月13日夜、沖へ向けて航行中に岸から数百メートルの湾内で座礁した。

 米沿岸警備隊がタグボートやしゅんせつ船の支援を受けながら離礁作業に当たり、見物人が集まっていた。

 報道によると、積載コンテナ5000個のうち約500個を降ろした後、大潮を利用して17日午前7時ごろに離礁した。

 エバーグリーンをめぐっては、昨年3月に巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」がエジプトのスエズ運河(Suez Canal)で座礁。世界有数の通商ルートを1週間近くふさぎ、世界のサプライチェーン(供給網)を混乱させた。(c)AFP