【4月11日 AFP】21-22スペイン1部リーグは10日、第31節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-2でレバンテ(Levante)に勝利。後半アディショナルタイム2分にルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)が決勝点を挙げ、合計5ゴールが生まれた打ち合いを制した。

 バルセロナはデ・ヨングのリーグ6点目で勝負を決めたが、試合の流れが変わったのは56分に19歳ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)が投入されたことだった。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、ペドリへの依存度が高すぎるのではないかという質問に対して「そうは考えないが、彼は特別な選手だ。称賛を惜しまない。彼は人々を沸かせ、違いを作り出せる選手だ」とコメントした。

 試合は後半の11分間に大きく動き、まずは52分、レバンテがホセ・ルイス・モラレス(Jose Luis Morales)のPKで先制したが、ロヘル・マルティ(Roger Marti)が蹴った55分の2本目のPKはバルセロナの守護神マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)に阻まれた。

 すると、バルセロナはペドリを投入した3分後、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)のクロスからピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が加入後の公式戦10点目となるゴールを頭で決めて追いつき、さらには63分、ペドリがダイレクトシュートをゴール左隅に決めて逆転に成功した。

 ところがレバンテも終盤に3本目のPKを獲得すると、これをゴンサロ・メレロ(Gonzalo Melero)がしっかり決めて同点に追いついた。

 しかし、レバンテが勝ち点1をもぎ取るかに思われた試合終了間際、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)のクロスにニアサイドのデ・ヨングが頭で合わせ、バルセロナが勝利をさらった。

 バルセロナはこれで2位を維持し、前日ヘタフェ(Getafe CF)に2-0で勝利したレアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差は12のままとした。

 しかしバルセロナは、レアルや勝ち点で並ぶ3位セビージャFC(Sevilla FC)、4位のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)よりも消化が1試合少ない。アトレティコは前日、敵地でマジョルカ(RCD Mallorca)に0-1で敗れ、セビージャとの勝ち点差は3となった。(c)AFP