【4月3日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦するLCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)の中上貴晶(Takaaki Nakagami)が、2日の第3戦アルゼンチンGPで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から復帰し、予選10番手に入った。

 わずか3日前にはコロナによる欠場が決まった中上だったが、大会の日程に遅れが生じたことが幸いした。

 大会は、第2戦が行われたインドネシアから機材を輸送する貨物機の到着が遅れ、1日のフリー走行が中止になり、すべてのセッションが2日に詰め込まれた。そのため、検査で陰性となって復帰の許可が出た中上は出場が間に合った。

 遅れていた貨物便は(経由地の)ケニアから最終的に1日夜には到着し、足りなかったパーツは無事にコースへ運ばれ、この日は会場でのセッションがスタートして予選が行われた。(c)AFP