【3月4日 AFP】ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦する各チームのライダーは3日、今季開幕戦のカタールGPを控えて毎年恒例の写真撮影に臨み、ロシアのウクライナ侵攻に反対して「団結して平和を」と訴えるバナーを前にポーズを取った。

 撮影が終了した後、昨季の世界王者でモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)に所属するファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)らは、写真をSNSでシェアした。

 全クラスを通じて計8度の世界王者に輝くレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は記者会見で、立場を示したのは重要なことだと話し、「ご覧の通り、MotoGPのライダー全員が戦争に反対だ」と語った。

 さらに「ここから僕らにできることは、戦争で被害を受けている人々や家族、子どもたちを支援するために努力することだが、それでは不十分だ」とし、「僕らよりも、この状況を止めるために動く必要があるもっと重要な人たちがいる」と訴えた。(c)AFP