【2月21日 AFP】エチオピアのアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は20日、ナイル川(Nile River)の支流の一つ、青ナイル川(Blue Nile)に建設した「大エチオピア・ルネサンスダム(GERD)」での発電を正式に開始した。この大規模ダムをめぐっては近隣諸国との対立が続いている。

 政府関係者によると、アビー首相は発電所を視察し、発電開始のボタンを押した。

 ナイル川下流のエジプトとスーダンは水資源の大半を同川に依存していることから、ダムを脅威とみなしている。一方、エチオピア政府は自国の電化と発展にダムが不可欠だとしている。

 国営メディアによると、複数あるタービンのうちの一つで20日、375メガワットの発電が開始された。

 映像は19、20日撮影。(c)AFP