【2月15日 AFP】ドイツ南部バイエルン(Bavarian)州バイデン(Weiden)の検察は14日、レストランで出されたシャンパンに合成麻薬MDMA(通称エクスタシー)が混入しており、知らずに飲んだ客の男性(52)が死亡したと発表した。

 バイデンのレストランで12日夜、同じボトルのシャンパンを飲んだ33~52歳の男性5人と女性3人が中毒症状を起こし、病院に搬送された。52歳の男性は同日、死亡した。

 地元ラジオ局は、シャンパンを飲んだ客はレストランの床にのたうち回り、悲鳴を上げたと伝えた。

 検察によると、シャンパンには高濃度のMDMAが混入していた。過失致死、傷害、麻薬取締法違反の疑いで捜査を行っている。いつ、どこで、どのようにMDMAが混入したのか調べが進められている。

 日刊紙ビルト(Bild)によると、シャンパンは3リットル入りで、客のテーブルで開栓された。何人かは一口飲んですぐに味がおかしいと訴えたという。(c)AFP