【2月13日 AFP】フランス・パリで12日、新型コロナウイルス対策や生活費の高騰に抗議する人が車列をつくり、道路の封鎖を試みた。カナダのデモに触発された形で、警察は催涙ガスを使って車列を排除し、多数の参加者に罰金を科した。

 パリでのデモ禁止を発表していた警察は、車列がパリに進入しないよう市内に通じる道路で無許可のデモ隊を取り締まったが、一部の車両が市内へと進入した。

 シャンゼリゼ通り(Champs-Elysees)に集結した車両は100台以上に上った。警察は催涙ガスを用いてデモ隊の排除に当たった。

 ジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相は、ツイッター(Twitter)への書き込みで、デモ参加者54人が逮捕され、337人に罰金が科されたと明らかにした。

 また内務省によると同日、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書の提示義務に抗議した人の数は、首都全体で7600人以上に上ったとされる。これに対応するため、警官7200人近くが動員され、装甲車や放水砲も配備された。(c)AFP/Fanny LATTACH