【2月1日 AFP】パキスタン警察は1月31日、大人気バトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSPUBG)」に何日間ものめり込んでいた18歳少年が激高して家族4人を射殺したことを受けて、同作の禁止を求めた。

 アリ・ゼイン(Ali Zain)容疑者は1月18日、母ときょうだい3人を射殺。先週末の取り調べで、自身を暴力に駆り立てたのはPUBGだと主張した。

 警察の担当者は東部ラホール(Lahore)で記者会見し、「この手の事件は初めてではない」と説明した。

 PUBGは、大勢が戦うゲームで、最後まで生き残ったプレーヤーの勝ちとなる。

 ゼイン容疑者は自室に引きこもってPUBGに没頭していた。

 英字紙ドーン(Dawn)はラホールの警官の話として、「(ゼイン容疑者は)PUBGのように、復活すると思って家族を撃った」と伝えた。

 PUBGをめぐり、パキスタンの通信当局は暴力的な表現を含むとの苦情を受けて、一時的にアクセスを遮断したことがある。インドや中国なども、一時的または恒久的にアクセスを禁止した。(c)AFP