【12月12日 AFP】サッカーカメルーン代表などで活躍したサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)氏が11日、同国サッカー連盟(FECAFOOT)の会長に選出された。エトー新会長は、人生で「最も誇らしい瞬間の一つ」と話している。

 アフリカ年間最優秀選手に4回輝いた経験を持つエトー氏は43票を獲得し、31票だった現職のセイドゥ・ムボンボ・エンジョヤ(Seidou Mbombo Njoya)氏を破った。

 エトー氏はツイッター(Twitter)で「新会長に選出されたことに深く感謝する。愛するスポーツをかつてないレベルに高めようという、われわれのフットボールファミリーの熱意と野心が、すべての票に宿っている」とコメントした。

 エトー氏の支持者も、首都ヤウンデのホテルで結果が発表されると喜びを爆発させた。

 今回の会長選は、エンジョヤ氏の2018年の当選を無効とする裁定をスポーツ仲裁裁判所(CAS)が下したことで実施された。

 その中でエトー氏は、投票直前に撤退した他の3人の候補、さらには代表のレジェンドであるロジェ・ミラ(Roger Milla)氏やFCバルセロナ(FC Barcelona)時代にチームメートだったリオネル・メッシ(Lionel Messi)の支持を得ると、女子サッカーの振興とカメルーンサッカーからの腐敗の根絶を中心的な公約に掲げて勝利した。

 エトー氏は現在40歳で、代表では118試合に出場して56得点を挙げた。(c)AFP