【11月2日 AFP】ジェン・サキ(Jen Psaki)米大統領報道官は10月31日、自身が新型コロナウイルス検査で陽性となったと発表した。ホワイトハウス(White House)によると、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(78)は同日の検査で陰性の結果が出た。

 ホワイトハウスでバイデン氏と頻繁に接触するサキ氏は、家族がコロナウイルス検査で陽性となったことを受け、伊ローマで開催された20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)と、それに続く英グラスゴーでの国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)への同行を辞退していた。

 サキ氏は、先週の検査では陰性が続いていたが、31日に陽性となったと説明。家族が陽性となって以来、バイデン氏や他の高官とは「密接な接触」をしていないと述べている。ワクチン接種を済ませていたおかげで症状は軽く、自宅で仕事をしているという。

 バイデン氏はワクチン接種を完了しており、追加接種も受けている。COP26に向かう大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)機内でカリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領副報道官が1日、記者団に対し語ったところによると、バイデン氏も31日にPCR検査を受けたが、結果は陰性だった。検査はサキ氏の陽性結果を受けて行われたものではなく、英国に入国する際の要件だったという。(c)AFP