ハイチの米宣教師ら誘拐、ギャングが身代金要求 19億円超
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【10月20日 AFP】ハイチで米国人宣教師ら17人が誘拐された事件で19日、ギャングが身代金として1人100万ドル(約1億1400万円)、計1700万ドル(約19億4000万円)を要求していることが明らかになった。
西半球の最貧国ハイチでは7月、ジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領が暗殺され、政情不安が続き混乱状態に陥っている。
情報筋によると、身代金を要求したのは誘拐現場を数か月間支配しているギャング「400マオゾ(400 Mawozo)」だという。
リスト・キテル(Liszt Quitel)司法相も、米国人16人とカナダ人1人を誘拐したのは400マオゾだと発表した。
キテル氏は米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に対し、誘拐犯は通常多額の身代金を要求するが、交渉中に減額されると説明した。身代金交渉に司法省職員は加わっていないという。(c)AFP