【9月21日 AFP】インド財務省歳入情報局(DRI)は20日、西部グジャラート(Gujarat)州ムンドラ(Mundra)港で、アフガニスタン製のヘロイン約3トンを押収したと発表した。末端価格は2000億ルピー(約3000億円)に上る。

 DRIによると、ムンドラ港に保管されていたコンテナ2個から発見され、インド人2人を逮捕した。アフガニスタン人も関与しているが、逮捕には至っていないという。

 貨物はアフガニスタンから発送されたもので、イランの港からムンドラ港に輸送された。中身は「タルク」と表示されていた。

 DRIは、首都ニューデリーと南部チェンナイ(Chennai、旧名マドラス)、グジャラート州のアーメダバード(Ahmedabad)、ガンディダム(Gandhidham)、マンドビ(Mandvi)で捜査を行った。

 アフガニスタンは世界最大のヘロイン生産国で、全生産量の80~90%を占めている。同国のヘロイン生産は近年急増しており、イスラム主義組織タリバン(Taliban)の資金源ともなっている。(c)AFP