【9月6日 AFP】クウェートで、2平方キロにわたって広がる「タイヤの墓場」を新興住宅地に変身させる計画が進んでいる。

 埋め立て地である「タイヤの墓場」には、17年間にわたって4000万本以上のタイヤが捨てられてきた。同地では2012年から2020年にかけて大規模な火災が3回発生し、環境への影響も懸念されていた。

 タイヤの墓場から撤去したタイヤは、一時的にクウェートの産業地区に近いサルミ(Al-Salmi)で保管される。トラックによるタイヤの運搬回数は、ここ数か月間で4万4000回以上に上った。

 現地での利用や輸出のため、タイヤは切断あるいは転用される。タイヤから取り出した資材を道路や歩道の舗装材として使うこともある。

 映像は4月に撮影されたもの、8月30日提供。(c)AFP