タリバン支配下のカブール、女性ジャーナリスト激減 国境なき記者団
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【9月2日 AFP】アフガニスタンの首都カブールでは、かつて700人の女性ジャーナリストが働いていたが、その数はイスラム主義組織タリバン(Taliban)が政権を掌握して以降減少し、今や100人以下となっている。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」が1日、明らかにした。
RSFによると、タリバンがカブールを掌握して以降、女性ジャーナリストが自宅待機を命じられたり、嫌がらせを受けたり、取材を妨害されたり、暴行を受けたりする頻度が増えたという。
カブールでは昨年、108のメディアが活動し、従業員4940人が働いていた。女性は1080人で、うち700人がジャーナリストだった。
しかし、昨年大手8社で働いていた女性510人のうち、現在も働いているのは76人で、ジャーナリストは39人になっているという。
タリバンは報道の自由を尊重し、女性ジャーナリストの就労を保障すると約束しているが、RSFによると、メディアに女性の姿がない状況が生じている。
RSFはタリバンに対し、女性ジャーナリストの自由と安全を保障するよう求めた。
RSFのクリストフ・ドロワール(Christophe Deloire)代表は、「女性ジャーナリストが邪魔されることなく仕事に復帰できることは不可欠であり、最も基本的な権利だ」と述べた。(c)AFP