【8月24日 AFP】フランス政府報道官は24日、アフガニスタンからの退避を支援したアフガン人1人を、イスラム主義組織タリバン(Taliban)との関係を捜査する一環で留置していると発表した。

 ガブリエル・アタル(Gabriel Attal)報道官はテレビ局BFM TVに対し、このアフガニスタン人はタリバンへの協力が疑われている別のアフガン退避者と近い関係にあるとみられると述べた。

 2人はフランス到着時に監視下に置かれたが、うち1人が監視措置の条件に違反したため、留置されることになった。

 AFPが入手した行政文書によると、留置対象でない方のアフガン人は自らタリバン関係者と認め、首都カブールのタリバンの検問所で武装部隊を率いていたと明かしたとされる。

 アタル報道官は、このアフガニスタン人が「非常に緊迫した時に」フランス人のアフガン退避を支援し「複数の命を救った可能性がある」一方、「ある時点でタリバンとのつながりがあったことから、詳細を調べる必要がある」との見方を示した。(c)AFP