【8月20日 AFP】オーストラリア東海岸沖にある世界遺産(World Heritage)のフレーザー島(Fraser Island)でこのほど、ディンゴにカメラが取り付けられ、その日々の行動が世界で初めて映像として捉えられた。

 クイーンズランド(Queensland)州環境当局によると、映像は首輪のカメラで撮影されたもので、砂浜で食べ物をあさったり、見物人の前で立ち止まったりする様子が詳細に捉えられていた。

 担当者は「ディンゴがどこでどうやって食べ物や水を見つけているのか、仲間と一緒にどう過ごしているのかが分かる。至近距離から撮影された素晴らしい映像だ」と述べ、「こうした映像はこれまでに見たことがない。今回撮影された映像からは、ディンゴが日和見主義的に行動し、見つけた餌を食べる動物だということが見て取れる」と語った。

「秘密の生活」は1か月以上にわたり撮影された。その間、ディンゴは島の北部を数百キロ移動した。

 今年初め、島では子ども数人がディンゴにかまれる事件が数件起きた。これを受けて、ディンゴの追跡と管理を強化する取り組みの一環として、今回の撮影が行われた。

 クイーンズランド州政府は今年5月、ディンゴが島最大の商業地域に入ってこないようにフェンスを新たに設置すると発表している。また、餌付けされたり生ごみをあさったりして、人に対する恐怖心を失っている個体もいると警告した。

 映像はクイーンズランド州環境当局より14日提供。(c)AFP