【8月17日 AFP】東京パラリンピックに出場する予定だったジョージアの柔道男子代表選手が16日、隔離先の都内のホテルで警備員に重傷を負わせた容疑で逮捕された。

 AFPの取材に応じた警察関係者によれば、逮捕された34歳の選手は12日、警備員に飛び掛かって押し倒すなどして肋骨(ろっこつ)を折るけがをさせた疑いが持たれている。

 詳細については明かされなかったが、逮捕されたのはパラリンピックに出場する予定の柔道選手だと報じられた。

 共同通信(Kyodo News)などによると、容疑者と他のジョージア代表選手が飲酒して騒いでいるのを警備員が注意したところ、今回の事件が起きたとされている。

 ジョージア選手団のメンバー1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことにより、容疑者は羽田空港(Haneda Airport)近くのホテルで隔離されていたという。

 報道ではまた、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)の関係者の話として、容疑者の大会参加資格を剥奪し、帰国させる見通しであることも伝えられた。

 東京パラリンピックは24日に開幕する。(c)AFP