【8月6日 Xinhua News】優雅な姿で曲に合わせて動きを変え、時には前進、時には左右に動き、後ろに下がる。3度のフォーメーション変化もこなす。中国上海市でこのほど、「Cloud Ginger」と呼ばれるクラウド型ロボットが、フォーメーション変化を大型公演に融合させる試みに成功した。

 ロボットを製造したのはクラウドベースのインテリジェンスロボットなどを手掛ける「達闥科技(CloudMinds Technology)」。ロボットにダンスを踊らせるには、通信上の問題だけでなく、ロボットの稼働時間や機動力、安定性、表現力でも高い条件をクリアしなければならないという。

 今回のダンスでは、振付師が考えた踊りから抽出したデータを、達闥科技のクラウド型ロボット用基本ソフト(OS)「HARIX OS 海睿」を通じて仮想デジタル世界で再現。そのデータをロボットに読み込むことで、曲中の動きとフォーメーション編成を完成させた。(c)Xinhua News/AFPBB News