【8月4日 AFP】東京・神田にあるベースボール居酒屋「リリーズ神田スタジアム」のオーナー、高橋雅光(Masamitsu Takahashi)さんは、東京が五輪・パラリンピックの開催地として決まった2013年に店をオープンした。

 あれから8年、自身の店で、たった一人で試合を観戦することになるとは思ってもいなかった。2日には、日本対米国の準々決勝の試合を観戦した。

 緊急事態宣言が出される中でも営業を続けている店はあるが、高橋さんは「野球すらできなくなるような状況は避けたい」と話した。

 高橋さんは取材に対し、「野球のある毎日、日常を守るためには、今、辛抱するべきだと思って店を休んでいる」と述べ、「東京五輪は今週で終わるが、野球は秋も、五輪の後も、来年も再来年もある。ロングスパンで考えて、今は無理せず、後から時間をかけて取り戻せればいいなと思っている」と続けた。

 映像は2日撮影。(c)AFP