【8月6日 AFP】脱水症は適切な水分補給を行わず、大量に体液が失われることで起きる。

 水分を取らないことで起きることが多いが、嘔吐(おうと)や発汗、下痢、過度の飲酒でも起きる。過剰な運動、ストレス、加齢、食生活の乱れ、コレラや胃腸炎などの病気も原因となり得る。

 健康な人体の約3分の2は水でできている。関節や内臓の正常な働き、細胞への酸素の供給に水は不可欠だ。水分不足で塩分や糖分のバランスが崩れると、体の機能に悪影響が出る。

 脱水症の重症度は失われた体液の量により軽度・中等度・重度に分かれる。

 初期症状は喉の渇き、皮膚の乾燥、めまい、疲労、頭痛など。重症になると心拍数や呼吸数の増加や腎機能低下を引き起こし、意識を失うこともある。

 最も良い治療法はもちろん十分に水分を取ること。甘いものが望ましい。塩分補給のため、塩辛いものを食べるのもよい。

 体を動かす時や病気の時、また暑い日は特に、一日を通じて水分補給を心掛けると脱水症の予防になる。

 専門家は、一日に女性は2リットル、男性は2.5リットル、子どもはコップ6~8杯の水を飲むことを推奨している。(c)AFP