【7月30日 Xinhua News】日本の村山富市元首相は2020年2月初め、新型コロナウイルス感染症と闘う中国を支援するため、「中国加油(中国頑張れ)」「武漢加油(武漢頑張れ)」「上海加油(上海頑張れ)」と記した書道作品3点を上海市人民対外友好協会に送った。ほぼ同時期に、中国人民政治協商会議上海市委員会常務委員で有名な書画家の張国恩(Zhang Guoen)氏は、さまざまな題材の伝統書画作品50点を同一サイズで制作。中国の感染対策を支援する世界の友人に感謝を表すとともに、中国が感染症との闘いで示した勇気と自信を世界に伝えた。

 村山氏の3部作と張氏の中国画と対聯(対句)は昨年、新型コロナが猛威を振るい始めた時期に中日両国が団結して感染症に立ち向かった証しとして28日、上海市檔案館(公文書館)に収蔵され、同市の特殊な時期の記憶として保存されることになった。

 同館の徐未晩(Xu Weiwan)館長によると、20年2月21日から社会各界に向けて新型コロナ対策関連の記録・資料を募集し始めてから、同館が収集した各種実物資料と写真、書類は計1100点以上となった。ウェブアーカイブは千件以上、データ容量は1・5GB(ギガバイト)に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News