【7月14日 AFP】(更新)アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は14日、パキスタン国境の要衝である南東部スピンボルダク(Spin Boldak)の検問所を掌握した。外国軍の部隊が同国撤退を進める中、タリバンは支配地域を拡大している。

 ソーシャルメディア上にはスピンボルダクでくつろぐタリバン戦闘員の写真が多数投稿されており、地元住民らもAFPに対し、町がタリバンに掌握されたと語った。

 だがアフガン内務省は、タリバンによる同地域掌握を否定。同省報道官はAFPに対し、「(パキスタンとの)国境地帯近くでテロ組織タリバンの動きがあった。(中略)治安部隊が撃退した」と述べた。

 タリバンはここ数週間で国境検問所や物流拠点を相次いで掌握。アフガン政府が大いに必要とする資金源の断絶と、自組織の財源確保を試みている。(c)AFP