【7月14日 AFP】米国のオリヴァー・ストーン(Oliver Stone)監督は13日、仏カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の記者会見で、バラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領は暗殺を恐れていたと思うと述べた。

 ストーン監督は、ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)元米大統領暗殺をテーマとする新作ドキュメンタリーのプレミア上映に当たり記者会見し、ケネディ氏は米軍に抵抗したために米中央情報局(CIA)に暗殺されたとする持論を展開した。

 さらに、オバマ氏が在任中、軍や情報機関に異を唱えなかったのは殺害されるのを恐れていたからだと思うと述べた。「オバマ氏が大統領在任中、最も懸念していたことの一つは、黒人初の大統領であるために暗殺されることだった」

「彼は恐怖を抱いていたと思う。行動からの推測にすぎないが、『誰も怒らせてはいけない、何事にも穏健でなければならない』ように思えた」とストーン氏は主張した。

 ストーン氏の新作『JFK Revisited: Through the Looking Glass(原題)』は、同監督のヒット作『JFK』以降30年の間に集められた証拠をまとめたドキュメンタリー。登場する証拠の多くは、『JFK』が話題となったことで公開されたものだ。(c)AFP/Eric RANDOLPH