【7月13日 AFP】(更新)イラク南部ナシリヤ(Nasiriyah)にある病院の新型コロナウイルス感染症病棟で12日夜、火災が発生し、少なくとも41人が死亡した。地元保健当局が明らかにした。同国では3か月前にも別の病院のコロナ病棟で火災が起き、多数の死者が出ていた。

 火災が起きたのは同市のアルフセイン(Al-Hussein)病院。火は地元当局によって消し止められた。

 地元保健当局職員がAFPに語ったところによると、現在も建物内に人々が閉じ込められている恐れがあり、現場では捜索活動が続いている。病棟の病床数は60。医療関係者によれば、これまでに16人が救出された。

 イラクでは4月にも、コロナ患者を収容する首都バグダッドの病院で、適切に保管されていなかった酸素ボンベが爆発し、火災により82人が死亡、110人が負傷。今回の火災を受けソーシャルメディアでは怒りの投稿が相次ぎ、高官らの辞任を求める声が上がっている。(c)AFP