【7月8日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)で生息地を離れて移動していたアジアゾウのうち、群れから離脱して単独活動していたゾウが7日午後、生息地のシーサンパンナ国家級自然保護区勐養(もうよう)エリアに移送された。同省のアジアゾウ北上対策本部が明らかにした。健康状態に問題はないという。

 同対策本部の発表によると、玉渓市(Yuxi)紅塔区の現場対策本部が7日早朝、単独行動のゾウが人口密集地域に入るのを防ぐため、事前の緊急対応策に基づきゾウを保護し、移送した。関連作業は順調に実施された。

 保護されたゾウが群れから離脱したのは6月6日。単独行動は32日間にわたり、すでに群れから72キロ離れていた。専門家によると、このゾウが自力で群れと合流、または生息地に戻ることは難しかったという。(c)Xinhua News/AFPBB News