【7月2日 Xinhua News】中国香港特別行政区政府は6月29日、「香港クリーンエアプラン2035」を発表し、住みやすい低炭素国際都市の実現に注力する方針を明らかにした。同プランはグリーン(環境配慮型)輸送、住みやすい環境、全面的な排出削減、クリーンエネルギー、科学的管理、地域間協力の分野に及ぶ六大主要アクションを提起している。

 香港特区政府は2013年に発表した最初のクリーンエアプランで、複数の政策や措置を打ち出した。その結果、主な大気汚染物質の濃度が大幅に低下し、視界が大きく改善するなど、香港の社会と市民の健康に寄与する顕著な効果が表れた。香港は昨年までに17年の進捗(しんちょく)報告書で定められた主要目標を達成している。

 陳茂波(ポール・チャン)財政司長は今年2月、世界的な気候変動がもたらす課題への対策として、香港は50年までにカーボンニュートラル(炭素中立)の実現を目指すと述べ、特区政府が今年半ばには目標達成に向けた長期戦略を発表する予定だと明らかにしていた。(c)Xinhua News/AFPBB News