【6月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)の男子シングルスでベスト16入りを決めた19歳のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が、最年少で現在世界ランキング75位以内に入っている要因に女子の元スーパースター、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)氏の存在を挙げた。

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 シナーは全仏を2回制しているシャラポワ氏と2019年に食事をし、一緒に練習をこなした。そのときをきっかけに親交を深め、一緒にクリスマスソングを歌う動画を投稿するほど仲良くなったという。

「マリアと少し知り合えたのはうれしかった。たまに一緒に練習し、性格も知った。最高だったよ」

「19歳の若者にとっては特にそうだ。18歳のときにマリアがそこにいてくれたおかげで、間違いなく成長が少し早まった」

 シナーは5日の3回戦でマイケル・イマー(Mikael Ymer、スウェーデン)に6-1、7-5、6-3で快勝し、大会2週目に勝ち進んだ。次は前回と同じベスト8入りを懸け、昨年の準々決勝で敗れた大会13勝の王者ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に挑む。(c)AFP