【5月13日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2021)は12日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-7(6-8)、5-7でナディア・ポドロスカ(Nadia Podoroska、アルゼンチン)に敗れ、キャリア通算1000試合目を白星で飾ることはできなかった。

 約3か月ぶりにコートに戻った39歳のセレーナは、前回の全仏オープン(French Open 2020)でまさかの4強入りを果たした15歳年下のポドロスカに敗れ、開幕が迫るローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に不安を残した。

 20年以上の現役生活でツアー通算73勝を誇るセレーナは、「やはり最初の試合がクレーコートというのは厳しい」とコメント。

「たぶんあと数試合は必要なので、コーチやチームと原因を突き止めてどうするか決めたい」

 イタリア国際で4度優勝している四大大会(グランドスラム)通算23勝のセレーナは、大坂なおみ(Naomi Osaka)に敗れた2月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)準決勝以降は試合から遠ざかっていた。

 復帰戦で世界ランク44位に2時間足らずで敗れたセレーナは、早期敗退を喫してマーガレット・コート(Margaret Court)氏に並ぶグランドスラム通算24勝を目指す全仏に向けて痛手を被った。

 キャリア1000試合の節目を迎えたセレーナの通算成績は、851勝149敗となっている。(c)AFP