人民銀など4機関、金融業務従事のネットプラットフォーム13社を指導
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【4月30日 Xinhua News】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)、中国証券監督管理委員会(証監会)、中国国家外貨管理局は29日、金融業務に従事する一部ネットプラットフォーム企業に対し、合同で監督上の事情聴取と指導を行った。ネットプラットフォーム企業の金融業務に対する監督管理を一段と強化し、独占禁止と資本の無秩序拡張を防止するのが目的。
騰訊控股(テンセント、Tencent)、百度(バイドゥ、Baidu)傘下の度小満金融、京東金融、字節跳動(バイトダンス、Bytedance)、美団金融、滴滴金融、上海陸家嘴国際金融資産取引市場(陸金所)、天星数科、360数科、新浪金融、蘇寧金融、国美金融、携程金融の13社の実質支配者や代表が指導を受けた。
金融管理部門は次のように指摘した。ネットプラットフォーム企業はここ数年、金融サービスの効率や金融システムのインクルーシブ性の向上、取引コストの低減で重要な役割を果たし、発展の全体的基調は良好だが、同時に無許可や許可範囲を超えた金融業務の実施、コーポレートガバナンスメカニズムの不備、規制回避、不公平競争、消費者の権益侵害などの重大な規律違反問題が広く見られる。今回の監督上の事情聴取・指導の対象となった企業は業務規模が大きく、業界内で重要な影響力を持ち、経営上の問題が比較的典型的で、率先して厳格に是正しなければならない。(c)Xinhua News/AFPBB News