【3月26日 AFP】(更新)エジプトで26日、列車同士が衝突し、少なくとも32人が死亡、100人以上が負傷した。保健省が発表した。

 現場は、首都カイロから南へ約460キロ離れたソハグ(Sohag)県タフタ(Tahta)。AFPが確認した監視カメラの映像には、高速で走行する列車が別の列車に追突し、客車1両が突き飛ばされて宙に浮く様子が捉えられている。

 エジプト鉄道当局によると、片方の列車の乗客が「複数の客車で非常ブレーキを作動させた」後に事故は起きた。アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領は、事故の責任を負う者を厳罰に処すると表明した。

 エジプトでは近年、鉄道での死亡事故が多発。インフラの不備と不適切な保守管理が主な原因とみられている。(c)AFP