【3月20日 AFP】仏パリ警察が押収したと発表した大量の合成麻薬MDMAが、実際はイチゴ味のキャンディーだったことが19日、明らかになった。

 パリ警察本部は17日、パリ北部郊外のサントゥアン(Saint-Ouen)のアパートで、「秘密のパーティーに提供される麻薬(MDMA、エクスタシー)の包装作業場」に対する「実りある捜査」を行ったとツイッター(Twitter)に投稿。押収した麻薬は約100万ユーロ(約1億3000万円)相当だと説明した。

 投稿には、ピンク色の粉末と小袋に入った小さなピンク色の錠剤の画像が添付されていた。

 ところが、現地の検察はAFPに対し、18日に行われた検査の結果、この粉末は「麻薬や毒物とは関係のない無害の粉末」だったことが分かったと説明した。

 捜査に近い筋によると、押収されたのはドイツの製菓大手「ハリボー(Haribo)」が製造している「タガダストロベリー」のようなキャンディーを砕いたものだったという。(c)AFP