【3月19日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は18日、各地で決勝トーナメント2回戦第2戦が行われ、アーセナル(Arsenal)はオリンピアコス(Olympiacos)に0-1で敗れたが、2戦合計スコア3-2で準々決勝進出を果たした。一方、ミスラフ・オルシッチ(Mislav Orsic)にハットトリックを許したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、延長戦の末ディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に合計スコア2-3で敗れた。

 後半、ユセフ・エル・アラビ(Youssef El-Arabi)に得点され本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で敗れたアーセナルだったが、第1戦のアドバンテージにより昨季アウェーゴール差で敗退に追い込まれた相手にリベンジを果たした。

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は英BTスポーツ(BT Sport)に「勝ち上がることができとても満足している。タフな相手だったのでうれしい。時に自分たち自身に公正である必要がある。あるべきレベルとは程遠かった」とコメントした。

 ホームでの第1戦を2-0でものにしたトッテナムだったが、後半にオルシッチに2点を決められて延長戦に突入すると、106分にオルシッチにハットトリックを決められて大会から姿を消した。

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、「私のチームは、自分たちの仕事をリスペクトし、すべてを出し切るというサッカーや人生における基本的なものを持ち合わせていなかった。トッテナムのサポーターに謝罪することしかできない」と肩を落とした。

「チームは重要な試合でプレーしているように見えなかった。違う姿勢が必要だ。悲しいという言葉では十分ではない。悲しみよりはるかに大きなものを感じている」

 グラナダ(Granada CF)はモルデFK(Molde FK)に1-2で敗れたが、合計スコアを3-2として大会初出場で8強入りを果たした。

 ASローマ(AS Roma)はレアル・マドリード(Real Madrid)からローンで加入しているボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)の2得点でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)を2-1で退け、合計スコア5-1で準々決勝に駒を進めた。(c)AFP