【3月15日 AFP】オランダは14日、デンマークとノルウェーで英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチン接種後に副反応が疑われる事例が報告されたことを受けて、同ワクチンの接種を停止すると発表した。

 ノルウェーやデンマークなどは、接種後に血栓ができることへの懸念から、既にアストラゼネカ製ワクチンの接種を停止している。

 イタリアも11日、同ワクチンの特定の製造ロットの使用を停止。さらに北部ピエモンテ(Piedmont)州は14日、前日に接種を受けた教師が死亡した事態を受けて、同ワクチンの接種を停止した。

 同ワクチンについて、世界保健機関(WHO)は12日、使用を中止する理由はないとの見解を示したほか、アストラゼネカは安全だと主張している。(c)AFP