【3月7日 AFP】津波は海底の急激な動きにより引き起こされる大きな波だ。地震、噴火、海底の地滑り、また隕石(いんせき)の落下も原因となる。

 震源の深さが50メートル未満、マグニチュード(M)6.5以上の地震でしばしば発生し、M8の地震による津波は壊滅的な被害をもたらす恐れがある。

 海底が動き水が引かれることにより海面が下がって変形し、波が形成され広がっていく。震央から離れた沖では波は数十センチの高さだが、浅くなるにつれ高くなっていく。

 速度は海が深いほど大きく、時速500~800キロにもなるが、陸に近づくにつれ時速20~30キロほどになる。

 波高は30メートルに達することもあり、10~40分の間隔で次々と押し寄せては、あらゆるものを押し流していく。

 津波は日本語で「港の波」という意味で、主にプレートの運動が活発な地域で発生する。(c)AFP