クジラ大量打ち上げで知られる岬に49頭漂着、NZ
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【2月23日 AFP】ニュージーランドのクジラの大量打ち上げで知られる岬で22日朝、ヒレナガゴンドウ49頭が打ち上げられているのが見つかった。ニュージーランド環境保全局(DOC)が明らかにした。
現場は、ニュージーランド南島(South Island)の観光地、ネルソン(Nelson)から北へ約90キロに位置するフェアウェル岬(Farewell Spit)。
同日午後3時ごろまでに9頭が死んだ。満潮に合わせてクジラを海に戻すため、60人以上が救助活動に当たった。
DOCの広報担当者は、「海洋哺乳類を専門とする獣医師らが、クジラが海に戻るのを支援する予定で、それまではクジラを冷やしたり、ぬらしたりと浜辺で世話をしている」と説明した。
フェアウェル岬では過去15年間で少なくとも10回クジラが打ち上げられている。直近では2017年2月に約700頭が打ち上げられ、うち250頭が死んだ。
フェアウェル岬にクジラが大量に打ち上げられる理由は不明だが、面している浅い湾がクジラの感覚器官を狂わせているという説もある。(c)AFP