【2月19日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は18日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)が2得点を挙げるなどし、アウェーでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を4-0で下した。

 新型コロナウイルス対策の移動制限を理由にイタリア・トリノ(Turin)での第1戦に臨んだユナイテッドは、四つのアウェーゴールを手にした状態で来週の第2戦を迎えることになり、16強入りをほぼ確実なものとしている。

 同じくイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)も、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)のゴールなどでボルフスベルガーAC(Wolfsberger AC)に4-1で勝利した。

 17日、代理人から「彼はキャリアの終わりに近づいている」というコメントがあったベイルだが、孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)の先制点をお膳立てし、トッテナムでは2013年4月以来となるアシストを記録すると、30分前には追加点を奪った。

 ハンガリー・ブダペストでの一戦に勝利したトッテナムの孫は「彼(ベイル)とは本当に親しい関係」と話し、「彼が出場時間を得つつあり、得点とアシストを記録しとてもうれしい。彼とのプレーを本当に楽しんでいる」と続けた。

 2011-12シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で準々決勝に進出したのを最後に、欧州カップ戦で8強入りを果たせていないACミラン(AC Milan)は、敵地でレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)と2-2のドローに終わった。

 また、イタリア・ローマにあるスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)でベンフィカ(Benfica)と対戦したアーセナル(Arsenal)は、ピッツィ(Luis Miguel Afonso Fernandes 'Pizzi')のPKで先制されるも、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)の今季公式戦6点目で追いつき、1-1で引き分けた。

 フランス・リーグ1で首位に立つリール(Lille OSC)は、試合終了間際の3分間で2失点し、ホームでアヤックス(Ajax)に1-2で敗れた。

 プレミアリーグで3位につけるレスター・シティ(Leicester City)は、敵地でスラビア・プラハ(Slavia Prague)とスコアレスドロー。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は3点のビハインドから一時は追いついたものの、最終的にはアウェーでBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に3-4で競り負け、オリンピアコス(Olympiacos)はホームでPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)を4-2で下した。

 スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督が率いるグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)はロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp FC)との乱打戦を4-3で制し、ASローマ(AS Roma)はSCブラガ(SC Braga)に、グラナダ(Granada CF)はナポリ(SSC Napoli)にそれぞれ2-0で勝利した。

 モルデFK(Molde FK)は1-3の状況から1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に追いつき、3-3で第1戦を終えた。(c)AFP