【11月12日 AFP】脳血腫の除去手術を受けたサッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏(60)が、術後8日目となる11日に退院した。

 主治医のレオポルド・ルケ(Leopoldo Luque)氏が報道陣に退院できることを明かした直後、マラドーナ氏は救急車で母国の首都ブエノスアイレスにあるオリボス(Olivos)の病院を後にした。

 ルケ氏はこれに先立ち、頭に包帯を巻いたマラドーナ氏と抱擁する写真をインスタグラム(Instagram)に投稿していた。

 マラドーナ氏は今後、ブエノスアイレスの北30キロに位置し、娘の一人であるジャンニーナ(Giannina Maradona)さんの家からも近いティグレ(Tigre)でリハビリをする見通しとなっている。

 代理人を務めるマティアス・モルラ(Matias Morla)氏は「ディエゴは人生で最も困難なときを切り抜けたかもしれない」と明かし、「彼の命を奪いかねない」血腫が見つかったのは「奇跡」だと続けた。

「今必要とされているのは、家族の団結と医療従事者に囲まれること」「医師と家族がいれば、ディエゴは本来あるべき幸せな状態でいられるだろう」 (c)AFP