【10月26日 AFP】20-21イタリア・セリエAは25日、第5節の試合が行われ、王者ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を欠く中、途中出場のデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)が同点ゴールを挙げ、なんとかエラス・ベローナ(Hellas Verona)と1-1で引き分けた。

 今週に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦に向けてユベントスが準備を進める中、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示していたロナウドはまたしても欠場となった。

 今季のリーグ戦で3試合目となるドローに終わったユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は「前半は静観しすぎていて、中盤があまり積極的ではなかったが、最も決定的なチャンスはわれわれにあった」とコメントした。

 途中出場のアンドレア・ファヴィッリ(Andrea Favilli)に得点を許し、ホームで60分に先制されたユベントスだったが、77分にはクルゼフスキがピルロ監督を救った。

 ピルロ監督は「後半のゴール後は良い反応を見せたが、目を覚ますのに顔をたたく必要はないはずだ」と続けた。「ベローナとの試合は誰にとっても難しくなるが、われわれはもっと良いプレーが見せられた」

 ベテランDFのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が離脱する中、バルセロナとのホームゲームを前にピルロ監督の悩みはさらに増え、DFレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)が大腿(だいたい)部のけがで途中交代を強いられた。

 ピルロ監督は「彼は(チャンピオンズリーグのディナモ・キエフ<Dynamo Kiev>戦が行われた)火曜日の時点ですでに違和感があり、きょうまたそれを感じた」と語った。「われわれはあす、冷静に評価を行う」

 ユベントスは、26日にホームでASローマ(AS Roma)と対戦する首位ACミラン(AC Milan)と暫定3ポイント差の5位につけている。

 また、同日の試合で昇格組のベネベント(Benevento Calcio)を2-1で下したナポリ(SSC Napoli)は、ミランと同1ポイント差の2位に浮上。この試合では、ナポリのロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)とベネベントのロベルト(Roberto Insigne)の兄弟にそれぞれゴールが生まれた。(c)AFP/Emmeline MOORE