【9月6日 AFP】5日に行われた20F1第8戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2020)予選では、フェラーリ(Ferrari)の最悪の不安が現実のものとなり、地元でのGPで予選トップ10に一台も入れないという1984年以来の結果に終わった。

 この日のフェラーリ勢は、昨年ポールポジションから優勝したシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が13番手、今季限りでチームを離れる総合優勝4回のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が17番手という、期待も大きい伝統あるチームの水準からすればふがいない結果だった。

 ベッテルのQ1敗退も泣き面に蜂で、フェラーリのドライバーがイタリアGPで予選15番手以内を逃すのは、ジャンカルロ・バゲッティ(Giancarlo Baghetti)が16番手だった1966年以来となった。

 前週のベルギーGP(Belgium Grand Prix 2020)でポイント0に終わっているフェラーリにとっては、屈辱的なレースが続いているが、ドライバーにほとんど驚きはない。

 ルクレールは「週末を迎える段階で、この結果は少し予想していた」「スパ・フランコルシャン(Spa-Francorchamps、ベルギーGPのサーキット)とこの場所は、もう少し後に待っているもう一つと合わせて、僕らにとって最悪のサーキットだからね」とコメントした。

「もちろん、ホームでこれはとてもつらい」「残念ながら、これが現時点の僕らの現実だ。同じくホームのムジェロ(Mugello Circuit)ではもう少し良くなるのを信じて頑張るしかない」

「非常に厳しい週末が2週続いているから、次のレースからはトンネルの出口に光が見えると思いたい」「今は我慢して、モチベーションを維持していれば状況は好転するだろう」 (c)AFP