■チャーリーズ・エンジェル

 候補としてのイメージづくりに関しては、経験と政治的動機のより大きい2人の女性によって助けられている。

 その2人とは、大統領選への出馬が許されなかった元外交官バレリ・ツェプカロ(Valery Tsepkalo)さんの妻ベロニカ・ツェプカロ(Veronika Tsepkalo)氏と、同じく出馬を妨げられ現在は身柄拘束中の元銀行家ビクトル・ババリコ(Viktor Babaryko)氏の選挙運動責任者だったマリア・コレスニコワ(Maria Kolesnikova)氏だ。

 よりシャープな印象で自信に満ちた演説を行うこの2人の女性は、チハノフスカヤ氏を強力にサポートする。そうした3人の様子を米テレビドラマになぞらえ、『チャーリーズ・エンジェル(Charlie's Angels)』と呼ぶニュース番組もある。

 3人が着るTシャツには、それぞれの代名詞とも言えるジェスチャーがデザインとして施されている。チハノフスカヤ氏は突き出した拳、コレスニコワ氏は指でつくったハート、ツェプカロ氏は勝利のサインだ。(c)AFP