【8月3日 AFP】20F1第4戦英国GP(British Grand Prix 2020)は2日、決勝が行われ、アルファタウリ(AlphaTauri)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)は13周目でタイヤがパンクし、マシン後部が大破する激しいクラッシュに見舞われたものの、けがは逃れた。

 右のリアタイヤがパンクしているようだったクビアトのマシンは、マゴッツ(Maggots、ターン11)でハイスピードのままスピンし、クラッシュの衝撃で両後輪を失った。

 クビアトは助けを借りることなくマシンを降りることができたが、チームの無線で謝罪したときには明らかに自分自身に腹を立てていた。

 クビアトはこの直前、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のアントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)を追い抜いたばかりだった。このクラッシュを受け、コースには2度目となるセーフティーカーが導入された。

 この日はハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)も、1周目でレッドブル(Red Bull)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)と接触し、クラッシュの末リタイアしている。

 さらに、新型コロナウイルスの検査で先月30日に陽性反応を示したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)の代役として、レーシングポイント(Racing Point)から劇的な形でF1復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)は、出走することができなかった。(c)AFP