【7月24日 AFP】中東最大の航空会社エミレーツ航空(Emirates)は、「旅客満足度の向上」のため、乗客の新型コロナウイルス関連医療費と隔離費用を肩代わりする。同社が本社を置くアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)の政府メディア局が23日、発表した。

 UAEや世界各国を発着するエミレーツ航空便を利用した乗客が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された場合、関連する医療費を最大15万ユーロ(約1850万円)まで、隔離費用は1日100ユーロ(約1万2000円)を最大14日間まで、無償で同社が負担する。

 エミレーツ・グループのアフメド・ビン・サイード・マクトム(Ahmed bin Saeed Al Maktoum)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「世界の航空会社初のサービス」だとツイッター(Twitter)に投稿した。 

 これに先立ち、UAEが到着・経由便の全乗客を対象に8月1日から新型コロナ検査を義務付けると決定したと、国営メディアが報じていた。(c)AFP