【7月16日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)で9度年間王者のタイトルを獲得したバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は15日、ヤマハ(Yamaha)のファクトリーチームのライダーから外れる来季も、レースに参戦する確率は「99パーセント」だと明かした。

 2021年に新鋭ファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)にポジションを譲る41歳は、ヤマハのサテライトチームに当たるペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)に所属する見通しだという。

 最高峰クラスで7度の総合優勝を誇るロッシは、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し「レースを続けたい。ほぼ確実に2021年はペトロナス・ヤマハから参戦する」と話した。

「ペトロナスの人たちと話し合っている。すでに契約を終えたという事実はない。そこまではいっていない」「現時点では話し合いの段階だが、自分に言えるのは来季もトラックにいる確率は99パーセントだということ」

 昨季のライダーズ・ランキングは7位だったロッシは、最後の優勝は89勝目を挙げた2017年のオランダGPまでさかのぼる。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で開幕が遅れている選手権は、今週末にヘレスデラフロンテーラ(Jerez de la Frontera)で開催されるスペインGPでシーズンで幕を開ける。(c)AFP