【6月28日 AFP】サッカー元オランダ代表のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が、オランダ・エールディビジのフローニンゲン(FC Groningen)で現役復帰を目指していることが分かった。本人が27日に発表した。

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 フローニンゲンでプロデビューを果たしたロッベンは、2002年に同クラブを離れると、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)とチェルシー(Chelsea)、レアル・マドリード(Real Madrid)でタイトルを獲得。その後に移籍したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)では10年間でリーグ優勝8回、2013年には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を飾る偉大なキャリアを築き、1年前に35歳で引退を表明した。

 オランダ代表としても2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で決勝に進出しているロッベンは、復帰への意欲を高めつつ、まずはコンディションを整えるのが先決だと話した。

 クラブの公式ウェブサイトに掲載された動画で、ロッベンは「フローニンゲンで現役復帰したい」と話した。

「現時点でうまくいくかは分からない」「しかし100パーセントのモチベーションがあるのは確かだ。復帰を目指し、新シーズンの始動日の練習に参加する」「自分の夢はフローニンゲンのユニホームを着てプレーすること。まだそこには至っていないが、夢を見ることはいつでもできる」

「12歳でフローニンゲンの下部組織に加入し、16歳のとき、PSV戦でデビューした」ロッベンは、かつてホームスタジアムで見た横断幕が今も胸に残っていると話している。

「『自分の心に従え、アリエン』横断幕にはそう書いてあった。だから18年間の夢のような冒険を経て、僕は家へ戻る」 (c)AFP