【6月19日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のキケ・セティエン(Quique Setien)監督は18日、新型コロナウイルスの影響で延期になっているナポリ(SSC Napoli)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦第2戦を、本拠地カンプ・ノウではなく中立地で行うことになれば不公平だと述べた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は17日、今大会で準々決勝に進んだチームによる一発勝負の「ファイナルエイト」のトーナメントを8月にポルトガル・リスボンで行うと発表したが、第2戦が未消化となっているベスト16の4試合については扱いが未定のままとなっている。

 2月に行われた敵地での第1戦を1-1で引き分けたバルセロナは、新型ウイルスの危機により、ホームでの第2戦を開催することができなくなった。

 解決策の一つとして、未消化の試合を中立地で行うという案が挙がっているが、そうなればナポリが有利になるだろうとセティエン監督は感じている。

 指揮官は記者会見で、「試合はわれわれのスタジアムで開催されるべきだ。そうでなければ、ファンの後押しがある状態のホームで第1戦を行ったナポリにアドバンテージを与えてしまうことになる」とコメントした。

「もし中立地で試合を行わなければならなくなったら、状況は違ったものになる。その上、第2戦は無観客での開催だ」 (c)AFP/Thomas ALLNUTT