【5月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は20日、DFセルジュ・オリエ(Serge Aurier)がソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)に関する指針に従わず、散髪したと思われる件について調査を開始したと明かした。新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の措置が取られている間、同選手が政府の要請を無視するのはこれが3度目。

 オリエは19日、インスタグラム(Instagram)に新しいヘアスタイルの写真を投稿し、美容師であるジャスティン・カー(Justin Carr)氏のアカウントも添えた。

 オリエはキャプションに「イエッサー@justscuts。#LeCoiffeurEstBon(この美容師は良いぞ)」と記した。

 ソーシャル・ディスタンシングに関する政府の指針に従い、英国では理髪店の営業が停止されており、少なくとも7月4日になるまでは再開されない見通しとなっている。

 トッテナムは発表文の中で「われわれは状況を調査しており、この件に適切に対処する」と記した。

 オリエはその後、インスタグラムで自身の行動への批判に反応したが、完全に悔やんでいるというわけはではないようにみてとれた。

「blah-blah-blah(相手を黙らせるための言葉)」の後に居眠りしている絵文字をいくつかつけたオリエは、「美容師は陰性で俺もそう。だから、関係ないところであれこれ言うのはやめてくれ。それと、練習場で写真を撮るときはマスクと手袋をしてほしい。それも規則の一部」と記した。

 パンデミックによる都市封鎖の下、オリエはこれまでに友人とランニングし、チームメートであるムサ・シッソコ(Moussa Sissoko)と近い距離でトレーニングを行うなど、これまでに2度問題になっていた。(c)AFP