【5月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)の弟アレックス(Alex Antetokounmpo)が、高校卒業後には米国の大学に進まない意向であることが分かった。欧州でプロ選手になることが、NBAへの最短ルートだと考えているという。

 将来を期待されるアレックスは、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)の高校を卒業し、イリノイ州シカゴのデポール大学(DePaul University)など複数の大学から奨学金のオファーを受けている。

 しかし、アレックスは「できるだけ早くプロになりたい」と語った。「僕は欧州で生まれ、そこで育った。欧州のバスケットボールを知っているし、自分にとって最適なのは欧州のクラブと契約すること」

 身長約2メートルのアレックスはギリシャで生まれ、昨シーズンはドミニカン高校(Dominican High School)でフォワードとしてプレーしていた。

 アレックスは欧州への移籍について「トレーニングを積み、経験ある選手と競わねばならない。強いリーグを肌で感じ、重圧を経験するだろう」とコメントした。

 仮にアレックスがNBAに到達すれば、2018-19シーズンのレギュラーシーズンMVPに輝いたヤニス、バックスのタナシス(Thanasis Antetokounmpo)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するコスタス(Kostas Antetokounmpo)に続き、兄弟で4人目となる。(c)AFP